精霊伝説:波紋を斬る者 ヴェル、災渦の日記
(+カヤ・ボーフォートのセルフォリーフの日記、アンジェリカ・ラッセルの偽島探検記+イシュケ、翠祀)
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アップルさんと呼ばれる敵は意外なほど弱かった。
これで300PSなら、意外とこの世界でお金を稼ぐのは簡単なのかもしれない。
火の魔法Tinder
ちょっとした火種を呼ぶ魔法。
今回も役に立ってくれた。
だけど・・・・・次はもっと強い相手と対峙することになる。
この魔法に誘われてやってくるのがもっと強い友だったなら・・・と考えてしまう。
『火の魔法は使えるのでしょう?』
そういって私に簡単な魔法を教えてくれたあの人はもういない。
島が沈む時に私には見えた。
ずっと島に囚われていた緋魅はようやく島から開放されてこの世界から消えた。
消えて華煉さんたちのところに逝ったのだ。(http://russell.side-story.net/Entry/242)
アンジェ姉に私を託して。
これで300PSなら、意外とこの世界でお金を稼ぐのは簡単なのかもしれない。
火の魔法Tinder
ちょっとした火種を呼ぶ魔法。
今回も役に立ってくれた。
だけど・・・・・次はもっと強い相手と対峙することになる。
この魔法に誘われてやってくるのがもっと強い友だったなら・・・と考えてしまう。
『火の魔法は使えるのでしょう?』
そういって私に簡単な魔法を教えてくれたあの人はもういない。
島が沈む時に私には見えた。
ずっと島に囚われていた緋魅はようやく島から開放されてこの世界から消えた。
消えて華煉さんたちのところに逝ったのだ。(http://russell.side-story.net/Entry/242)
アンジェ姉に私を託して。
緋魅は最後に私に大事なことを教えてくれた。
『大事なものを見つけるたびにこの世界に適合していく。そして、いつかヒトとして輪廻の輪に還る』
私が大事なものを見つけるたびに、それは私をつなぐ鎖になる。
アンジェ姉
セオドア父様
オーレリア母様
ケサちゃん
ピリオーザさん
ラルゴさん
オーレリア様
アーノルド
オーロラ
アイリーン様
レイモンド大叔父様
ダニエル大叔父様
絆(きずな)
縁(えにし)
何と呼んでもいい。
一つ一つが私を輪廻の輪につなぐ鎖。
もっともっと縛られたい。
ヒトとしての私を縛る鎖。
カヤ「キルシッカさんって言ったっけ?」 |
ケサちゃんやピリオーザさんの知り合いみたいだった。
私と同じシオンの花。
フローラさんにもらった花。
あれはケサちゃんから預かったんだろうか?
多分あの人がこの島で最初の鎖になってくれるはず。
それに「ばなど」さん?
ばなどさんはどうして私の翼に気づいてしまったんだろう。
この世界に来た時に油断して一瞬広げてしまったんだろうか?
カヤ「・・・それと」 |
ぎゅっと唇を噛み締める。
アンジェ姉の大事な人、Achtさん。
島で会ったあの人も私の鎖の一つになってくれるかとおもったけど・・・・
カヤ「・・・どうしようかな。私のことは憶えてないみたいね。」 |
私のことは憶えていなさそうなあの人。
昔から変わらないあの人は、マナさんや華煉さんのことも知っているらしい。
今の私にとっては、「私」をあまり知らなくて、火喰い鳥の民のことを知る人は危険かもしれない。
カヤ「アンジェ姉のことは適当にごまかしてしまおうかな。」 |
あの人が私を憶えていないのならとぼけてしまってもいいはず。
そうか。
私のことを憶えていないのなら、アンジェ姉の名前など出さなければよかった。
そしたら、私の髪を見ても緋色の羽など思い浮かべなかったかもしれないのに。
失敗したかもしれない・・・・。
Achtさんになんと返そう。
カヤ「父様・・・・」 |
思わず声が出てしまう。
そして言霊が私を包む。
銀色の髪のあの人は優しく私にこう言ったではないか。
『必ず戻っておいで』
と。
・・・・・うん、大丈夫。
あの言葉が私の支え・・・楔になる。
必ず帰る。
私の心の中には父様と母様とアンジェ姉がいる。
その3人以上に大事なものなどない。
アンジェリカの妹であることは私にとって一番大事な鎖。
とぼけたり、ごまかしたりする必要などない。
私は近くにいる人へのメッセージを紡ぎ始めた。
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