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精霊伝説:波紋を斬る者 ヴェル、災渦の日記 (+カヤ・ボーフォートのセルフォリーフの日記、アンジェリカ・ラッセルの偽島探検記+イシュケ、翠祀)
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島探索5日目の日記

『この島に来てはやいもので5日目になりました。

新しいパーティでの最初の戦闘がありました。

ケサちゃんもフローラお姉ちゃんも噛み付かれてもうまく避けているのに、アンジェリカだけ噛まれてしまいました

フローラお姉ちゃんが癒してくれたけど、もうちょっと怪我しないように頑張らないといけないなって思いました。』

 

本当に少し前の戦闘を思い出すだけで悔しい。
一人だけ何度も噛みつかれてしまった。

「もうちょっと避けることも憶えないといけないな・・・」

そういいながらアンジェリカは遺跡外から持ち込んだ『付加の友』をカバンからごそごそと取りだした。

 

『付加の友』によると、装備品に回避能力をあげることのできるアイテムもあるらしい。
調べて見ると羽根や流木や腐肉などがあると良いとのこと。

「腐肉??」

羽根はわからなくもない。
流木も水の力を受けて流されたということを考えるとわからなくもない。
だが、腐肉とは??

「この島には本当に不思議がいっぱいだわ。」

ため息をつきながら、本をしまうと、またペンを取って日記を書き始めた。


『戦闘のあと、なんだかわからないけど野犬がついてきます。

次の戦闘が終わってもまだそばにいたらペットにしようとおもいます。

でもせっかくだから、誰か魔法でかわいい犬に変えてくれればいいのにって思いました。


そのあとちょっとだけ弓の練習をしてから、またみんなで装備を作ったり料理をしたり。

アンジェリカはお外で買ってきた保存食からきれいな赤い枝をつくってもらいました。

この枝があれば強い武器や便利な装飾が作れるみたいです。

アンジェリカは早く相手を倒さないと自分が倒れちゃいそうなので、武器をつくろうって思います。


それから、フローラお姉ちゃんにジュースをつくってもらいました。

フローラお姉ちゃんは林檎の絞り汁でも足すか聞いてくれました。

やさしいお姉ちゃんが大好きです。

アンジェリカもお姉ちゃんみたいにうまくお料理出来るようになりたいです。』


「今日はこのぐらいかな?」

島にも慣れて日記に書くことも少なくなってきた。
ふと暦を思い出す。

「そっか・・・・12月になってたんだ・・・・・」

もうすぐ雪が降るかもしれない。
もうすぐクリスマスがやってくる。

いつもはラッセルの本家で近くに住んでいる親族が集まってパーティをする。

両親と、大伯父のヴィクター様、アマンダ大伯母様、アグライア様、アイリーン様
去年はレイモンド叔父様とエドガー叔父様も集まって、とても楽しかったのに。

「ねぇ、レイモンド・・・・クリスマスはどこで過ごすのかな。遺跡の中だったらせめて七面鳥かなにか見つけられるといいけど・・」

遺跡の先は多少開かれているとはいえ、魔法陣は遠い。

「せめて戦闘で役に立てるようになれればいいんだけど・・・」

今はまだ役に立てなくても、いつか強くなって一人でも戦えるように・・・
そしたら、

「きっと帰れるよね・・・」

家で待つ父と母のことを思いながら眠りについた。

 

 

また夢を見た。パパとアンジェリカがいる。

「パパ?どうしてレイモンド叔父さん達は滅多におうちに来てくれないの?」

「それはね、ラッセル家の掟のせいだよ。

『家長の長子、末子以外の子どもは全員成人と同時に資産分配されて王都を離れて独立する。
それも一日程度では王都に戻れないぐらい遠方に居を構えなければならない。』

だからヴィクター様のご兄弟であるクレメント様、オスカー様、サミュエル様は家を離れられたんだ。
サミュエル様というのがレイモンド様のお父様だからね。レイモンド様は普段は西方にいらっしゃるんだよ」

「どうして遠くに行かないといけないの?」

「昔、いろいろな争いがあってね・・・・アンジェリカがもっと大きくなったら話してあげるよ。」

「あれ?クレメント様ってママのパパでしょ?アンジェのお祖父様よね?
お祖父様がおうちを離れたのにママはどうして本家にいるの?」

「クレメント様はママの小さい時に亡くなられてね。
アンジェリカのお祖母さまも早くに亡くなられていたから、ママは小さい頃に一人になってしまって。
それで先代のヴィクター様がママを引き取ったんだよ。

本当はママも成人したら本家を出るはずだったけど、アグライア様が一時期行方不明になられたのでね。
それで一時期当主候補になったことがあって本家に残ったんだ。
アグライア様が帰還されたあと、ママはパパと結婚したからそのまま王都に残ったんだ。」

「ふーーん。じゃあ、パパと結婚しなかったらママはおうちから出られたの?」

「そういうことになるね。」

「じゃあ、パパはママがおうちの人に怒られないように守ってあげないとね!
だって、ママがおうちにいるのはパパのせいなんでしょ?」

「あはは。そうかもしれないな。大丈夫。ママには内緒だけど、パパはママのことすごく大事にしているんだよ。」

「知ってるーーー。パパってばママに甘すぎ!でも甘いのと守るのは違うよ!パパ!」

「そうだね。ママを守ってあげないとね。」

そういってパパは眩しそうにママのほうを見てた。
視線の先ではママがいつものようにおにくを黒焦げにしてて・・・・

「ママ!火加減が強すぎ!!」

アンジェはそう言ったけど、パパは笑ってた・・・・・


「あれ?」

アンジェリカは目を醒ました。

「なんでこんな夢見ちゃったんだろう。ホームシックかな?」

上体を起こすと手のひらで軽く頬を叩いた。

「しっかりしなくちゃ!」

今日はこれからまた狩りが始まる。
そのあとは遺跡の奥深くまで移動する予定だ。

気合を入れなければ。
少なくともケサちゃんとフローラお姉ちゃんに迷惑をかけないように・・・・

アンジェリカはバタバタと荷物をまとめ始めた。

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