精霊伝説:波紋を斬る者 ヴェル、災渦の日記
(+カヤ・ボーフォートのセルフォリーフの日記、アンジェリカ・ラッセルの偽島探検記+イシュケ、翠祀)
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『探索40日目の日記
久しぶりにシュライクおにいちゃんと一緒でした。
島に来て一番最初の時もシュライクおにいちゃんと一緒にPTを組んでいたんだけど、それ以降は闘技大会で一緒になっただけで離れていたから。
ケサちゃんもシュライクおにいちゃんも、とても強い人たちなので、アンジェリカは安心して自分の技を訓練することができます。
今日もちょっとだけ技の訓練をしました。
相手は一見可愛らしいドールだったけど、シュライクおにいちゃんと二人でバラバラにしちゃいました。
でも、本当にこの島って何なんだろう?
こんな機械人形を誰かが作って動かしているのよね?
あのベルクレアっていう人たちなのかしら?
この島に来てかなり長い時間が経つのに、未だにわからないことだらけです。
王都には立ち入り禁止の結界エリアがあるって聞いたことがあるし、とても剣呑な場所だって聞いているけど、この島も立ち入り禁止にするほうがいいんじゃないかな?って思います。
でも、せっかくだから、あと少しだけでも腕を磨いていたいなって思いました。』
アンジェリカ「うん、書けた。これでよさそう。」 |
緋魅「日記はもう終わられましたか?」 |
アンジェリカ「うん。今日のお茶はなぁに?」 |
氷彌「今日はオレンジペコですよ。」 |
アンジェリカ「今日はなんとなく甘いものも食べたいな」 |
氷彌「シュークリームも用意していますよ。」 |
アンジェリカ「さすが氷彌さん、気が効くね。」 |
いつもの楽しいお茶会。
シュークリームもおいしくて、とっても楽しかった。
その時間までは。
緋魅「聞きたいですか?」 |
アンジェリカ「何を?」 |
緋魅「華煉のこと。」 |
ソーサーにカップを戻す時にガチャンと言う大きな音を立ててしまったけど、許してもらいたいな。
アンジェリカ「・・・・・む・・無理に話さなくてもいいのよ。でも・・・・教えてもらえるとうれしいかな。」 |
緋魅「はいはい。わかりました。」 |
氷彌さんは後片付けのために席を外してくれた。
そして、長い長い午後が始まった。
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