精霊伝説:波紋を斬る者 ヴェル、災渦の日記
(+カヤ・ボーフォートのセルフォリーフの日記、アンジェリカ・ラッセルの偽島探検記+イシュケ、翠祀)
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ここに来て5日目の朝を迎えた。
ふと元の世界時計を見てみる。
昨日までの4日間で13日も経過している。
それなのに私は火喰い鳥の民を呼び起こそうとする動きを察知できないでいる。
まだたったの4日目。
とはいえ、心は急く。
ふと元の世界時計を見てみる。
昨日までの4日間で13日も経過している。
それなのに私は火喰い鳥の民を呼び起こそうとする動きを察知できないでいる。
まだたったの4日目。
とはいえ、心は急く。
カヤ「そうだ。大雑把な計画を立てよう。」 |
元の世界で1ヶ月の日々。
その間はこの世界に慣れることだけ考えて頑張ろう。
できるだけ多くの人と一緒に移動しつつ、一人で戦う。
召喚や魅惑の人と離れて、でも、ある程度の噂が耳に入るような距離で。
当然人の多い場所を狙うなら依頼もせっせとこなした方がいい。
多くの依頼をこなして、お金を貯めて・・・・
そして、2ヶ月目にはこの世界の異界を探そう。
これだけ多くの人がいる場所に異変の元が潜んでいるとも思えない。
この世界のより奥まった場所へと移動しよう。
今もらっている地図に書かれているのは
スティルフの町
エスタの町
オルセの町
1ヶ月目まではこのあたりで依頼をこなしながら行動しよう。
そして・・・・・2ヶ月目には新しい場所へ。
きっと探索をする人たちが現れて新しい町を見つけるだろう。
それまではじっと我慢。
この世界に慣れなければ。
カヤ「でも、この世界に慣れてもいいのかな?」 |
この世界で起こっていることも一種の異形化だ。
技を磨いて技を習得していく。
これも大きな変化といえる。
自分が少しずつ変わっていく。
変わっていって、本当にいいんだろうか?
久しぶりに背中の翼を広げてみた。
真っ赤な炎のような翼。
綺麗だとは思う。
だけど、早くなくなって欲しいとも思う。
パタパタと思うとおりに動く翼。
あまりにも馴染んでいてちょっとぞっとする。
・・・・
バンっと両手で頬を叩いて気合を入れる。
カヤ「弱気になるな!カヤ・ボーフォート!」 |
こういうときに何をすればいいかはわかっている。
翼を閉じて、そして、目を瞑って思い出す。
6つの封印が君を守る。
火の力を味方につけなさい。畏れるな。
火を使うことでは変わらない。
火を使うことで自分が変わるのではないかという畏れの心に勝ちなさい。
火を使っても変わらない自分を確立すれば、やがて元に戻るだろう。
自分が変わるのではないかという畏れの心。
飲み込まれてはいけない。
火を使い、そして畏れに打ち勝つ。
父様の封印が必ず私を守ってくれる。
ワンピースの袖をめくって上腕を見る。
そこには綺麗な花の封印。
うん。大丈夫。
まだたったの5日目の朝だ。
慌てるな。
畏れるな。
この封印が私を守ってくれる。
今日はとても大変な練習試合があるんだもの。
昔、島で見かけたことのある方。
ソロで有名な方だから・・・・
それに次の依頼もあるんだし。
カヤ「今日も思い切って頑張っていこう!」 |
私は私であればいい。
今日もそう信じてこの場所で戦おう。
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