精霊伝説:波紋を斬る者 ヴェル、災渦の日記
(+カヤ・ボーフォートのセルフォリーフの日記、アンジェリカ・ラッセルの偽島探検記+イシュケ、翠祀)
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『28日目の日記
この遺跡に入ってから一番かわいい敵にあいました。
緋魅にも言われていたので、ついてきて欲しいなと思ったけどついてきてくれませんでした。
とても残念です。
戦闘は大勢でいじめちゃうような感じになったけど、他の人たちは苦戦していたようなので、アンジェリカたちは運が良かったなって思います。』
緋魅「運じゃないでしょう?マスター」 |
最近は日記を覗き見られることも慣れてしまったけど、やはり読まれるのはどうかと思う。
でも、・・・・
アンジェリカ「そうね。皆のおかげだよね。」 |
緋魅の指摘がもっともだったので、書き直すことにした。
『
アンジェリカは良い仲間に恵まれたと思います。
みんながここは3人で通るのは難しい道だよって言ってくれたから。
ケサちゃんもいろいろ調べて教えてくれます。
ペットは残念だったけど、みんなと一緒だったらきっとまた良いペットに出会えると思います。
それまでアンジェリカもいろいろと自分に磨きをかけたいなって思いました。』
日記を書いている間にお茶を入れてくれるのは緋魅のお仕事。
最近は氷彌さんがお菓子を用意してくれる。
これじゃあ、太っちゃうと思ったけど、二人に言わせるとアンジェリカはもっと食べる方がいいんだって。
遺跡内を荷物を持って動いているとお腹は確かにすいちゃうけど、それだけじゃないみたい。
緋魅と氷彌が近くにいると問答無用でアンジェリカの気を吸っているんだって。
だから、二人と一緒の間アンジェリカはたくさん食べないといけないって。
アンジェリカ「あ、そういえばあれも書いておかなきゃ」 |
『あと、鼠さんの用意してくれたお食事で幼虫のフルコースを食べました。
見た目はグロテスクで・・・・美味しかったけど・・・もう食べたくないって思いました。
今度からどんなお料理して欲しいか伝えなきゃ。
アンジェリカもお返しでとっておきを振舞ったけど、鼠さんは美味しく食べてくれるかな?
楽しみです。』
(ヒル(618)の所持する 質素な保存食 を料理し、 バロット をつくりました。)
氷彌「マスター。今日のお菓子が用意できましたよ。」 |
用意されていたのはひよこ型の焼き菓子。
アンジェリカ「・・・・・・・・・うん、美味しそうだね。」 |
とっても美味しかった。美味しかったけど・・・・・日記を書く前ならもっと美味しかったかな?
人を呪わば・・・・って言葉を思い出したけど、気にしちゃだめよね。
☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆
あの少女はまだ気づいていない。
だけど、夢の話は教えてもらった。
特徴的なナイフ。
そしてオレンジ色の髪。
B4Fまであと少し。あと少しで一体何が起こる?
氷彌の動揺も伝わってくる。
擬似人格である氷彌にもわかったのだろう。
あれは・・・・・あれはきっと・・・・・・
この先に何があるのか。
そこで何が
何かがあったら・・・・・どうなってしまうのだろう。
この少女に出会ってから・・・はじめてついて行くことを畏れた。
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