精霊伝説:波紋を斬る者 ヴェル、災渦の日記
(+カヤ・ボーフォートのセルフォリーフの日記、アンジェリカ・ラッセルの偽島探検記+イシュケ、翠祀)
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ここから先はどう考えても日記内に入りきらなかったので・・・
これも一つの最終回の日記
これも一つの最終回の日記
水着を売るのは服を買ってからにしなさいってラルゴさんに怒られた。
服を買ってからなら売っていいんだ・・・・って火耶がため息ついてた。
売っちゃダメなのかな?
髪についていたリボン。
これぐらいしか売れるものがないけど・・・・・
そう思いつつリボンからピンだけ抜き取ってみる。
綺麗な銀色のピンはパパが用意してくれたもの。
お守りだよって。
ちょっとだけ罪悪感を感じちゃうので、ラルゴさんとケサちゃんからちょっと離れて、お店に持っていってみた。
「あの・・・・これいくらで買い取ってもらえますか?」
びっくりした。
そしてパパに感謝した。
単なる銀のピンだと思っていたのに、まさかプラチナだなんて。
これでケサちゃんと二人分の服が買えそう。
服を売っているお店がいっぱい並ぶ中、ケサちゃんと探して海岸へ。
「あれ?」
あの印象的な緑の髪が見えない。
「おかしいな。どこに行っちゃったんだろう。」
(火耶に「どこかに行っちゃったのはお前だ!」・・・とあとで怒られた)
「ケサちゃん、どこ・・」
「きゃっ!」
「あっ!ごめんなさい!」
きょろきょろしながら歩いていたら誰かにぶつかってしまった。
こんなに人がいるんだから気をつけないといけなかったのに。
「すみません。大丈夫ですか?」
そういって少し背の高い女の人を見上げて息を呑んだ。
「アンジェリカちゃん?」
「アディさん!!」
あぁ、神様ありがとう。
もうずっと会えてなかった。
もしかしたら消えてしまったんじゃないかと思ってた。
大好きな人にまた会えた。
うれしくて、うれしくて・・・・・
そして、ケサちゃんと会えたのは2時間後。
呆れた顔をしているラルゴさんとピリオーザさんに謝りまくって、火耶に怒られまくって、
ケサちゃんと服を買いに行ったらもうすっかり夜になってた。
服を買ったら酒場を探してみよう。
きっと誰かが見つかるはずだから。
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