精霊伝説:波紋を斬る者 ヴェル、災渦の日記
(+カヤ・ボーフォートのセルフォリーフの日記、アンジェリカ・ラッセルの偽島探検記+イシュケ、翠祀)
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島探索2日目のアンジェリカの日記
「待ちに待った魔法陣の開く日がきました。
でも、遺跡に入る直前にアンジェリカはこんな案内を見つけました。
『ギルドメンバー募集要項
当ギルドが求めているのは一緒に旅する「お客さん」ではなく、冒険の「仲間」です。
互いに歩み寄り、理解する努力をし、たとえ喧嘩しても仲直りが出来るような仲間を求めています。』
他にもいっぱいいっぱい書いてあったけど、これを見て「誰かと一緒もいいな」って思いました。
ママもパーティで行動してたって言ってたし。
ママもパーティで行動する方がいろいろ勉強になるって言ってました。
戦い方にしても他の人の戦闘方法が勉強になるって言ってたし。
あと、いろいろな取引のやり方も場所によって違うから、詳しい人と一緒だと勉強になるって。
ママの言ったことを思い出しながら案内を見たら、特に年齢制限もないみたいだし。
思い切って飛び込んでみることにしました。
「待ちに待った魔法陣の開く日がきました。
でも、遺跡に入る直前にアンジェリカはこんな案内を見つけました。
『ギルドメンバー募集要項
当ギルドが求めているのは一緒に旅する「お客さん」ではなく、冒険の「仲間」です。
互いに歩み寄り、理解する努力をし、たとえ喧嘩しても仲直りが出来るような仲間を求めています。』
他にもいっぱいいっぱい書いてあったけど、これを見て「誰かと一緒もいいな」って思いました。
ママもパーティで行動してたって言ってたし。
ママもパーティで行動する方がいろいろ勉強になるって言ってました。
戦い方にしても他の人の戦闘方法が勉強になるって言ってたし。
あと、いろいろな取引のやり方も場所によって違うから、詳しい人と一緒だと勉強になるって。
ママの言ったことを思い出しながら案内を見たら、特に年齢制限もないみたいだし。
思い切って飛び込んでみることにしました。
ただ、この募集の場所が酒場だったの。
この場所そのものが年齢制限なのかなって思いました。
アンジェリカはこの島では20歳って言って通すことにしたから、思い切って酒場にも入ってみました。
そこは丁寧に掃除されたお店みたいでした。
よくよく聞いてみたら、ギルドのメンバーになると2階を拠点にできるらしいです。
でも1階が酒場だとうるさいので、「私はただギルドのメンバーになりたいんです。」ってはっきりいいました。
これで断られちゃうかなって思ったけど、この酒場を拠点のように思ってくれればいいんだって言われました。
だから、夜寝る時は自分のおうちに帰って、昼間はこのお店に来ることにしました。
これでアンジェリカもギルド「英雄の故郷」の仲間です。
「英雄の故郷」ってなんだかかっこいい。
どこだかわからない国のどこかわからない場所にたくさんの英雄が眠る場所があって、いろんな英雄って呼ばれる人たちがその場所を懐かしく思ったりするのかな?
そのうち名前の由来を聞いてみようって思いました。
それから、アンジェリカは3人パーティを組むことになりました。
マスターが地図をくれて、遺跡内のある場所に行ったら、合言葉をこっそり呟くといいよって教えてくれました。
それだけでパーティが組めるなんてこの島は不思議です。
魔法陣を通って、いよいよ遺跡の中へ。
それからマスターに言われたとおりに合言葉をこっそり呟きました。
そしたら遺跡が言葉に反応したみたいで、どこかから
『合言葉&場所チェック
コロネ(408)と一致しました!
シュライク(987)と一致しました!』
っていう声が響いて、ふと気づいたら、シュライクお兄ちゃんとコロネさんがそこにいました。
シュライクお兄ちゃんとは少し前に、ご挨拶をしてました。
「アンジェリカ・ラッセルです。よろしくお願いします。」
って言ったら、やさしそうに
「シュライク・ゼイナードだ、気軽にシュライクと呼んでくれ」
って言ってくれました。
でもシュライクって呼び捨てにするのは図々しい気がしたので
「えっと・・・えっと・・・じゃあ、シュライクお兄ちゃん。これからよろしくお願いします。」
って言ったら、シュライクお兄ちゃんは少しだけ笑った気がしました。
周りでみんながパーティを組んでいて、いろんな人が叫んでいたので、
アンジェリカも思わず、
「うわぁ~~ ようやく遺跡内だ!!すっごーーーい!」
って叫んじゃいました。
でも、意外と声が響いちゃって、近くにいる人みんなに聞こえたみたい。
こんなことしていると20才に見えないから、ちょっとだけ反省しました。
今は狩りの準備をしています。
野犬の群れと、はじめてみる緑の動く草の群れが近くにいます。
野兎もいるみたいだけど、アンジェリカ達は見つけられそうにないです。
今はみんなで周りの情報やお互いの使える技を教えあってます。
アンジェリカは投げナイフを試してみることになりました。
どうか、この島の野犬たちにもアンジェリカのナイフが通用しますように。」
「よし。日記かーけた。」
最初にこの島に来てから一週間待たされた。
ようやく魔法陣が開いて、遺跡内に入ることが出来、ギルドのメンバー達と平原にいる。
今は最初の戦闘の前の準備中。
野犬の群れは逃げそうにないので、装備や技を互いに確認している。
どうやらギルドの中にはアンジェリカよりも腕の良い短剣使いが数人いるらしい。
それに、遺跡外で知り会った、Achtお兄ちゃんも短剣使いだった。
きっといろいろなことを教えてもらえるだろう。
「うん、きっと大丈夫。それに誰かと練習試合でもしたら、きっと技も磨かれるはず!」
アンジェリカはレイモンドをぎゅっと抱きしめた。
遺跡内の夜は少し寝苦しい。
小さな建物のランプの部屋のことを少しだけ思い出した。
アンジェリカのすみか。小さな建物の101号室。
今は303号室にも人がいる。
「誰かのいるおうちに帰れるってうれしいね、レイモンド。」
そういいながら眠りについたアンジェリカ。
遺跡外に出るタイミングは人それぞれなので、アンジェリカが遺跡外の住処に戻った時に303号室の二人がいるとは限らない。
それに気づくのはまだ少し先のこと。
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