精霊伝説:波紋を斬る者 ヴェル、災渦の日記
(+カヤ・ボーフォートのセルフォリーフの日記、アンジェリカ・ラッセルの偽島探検記+イシュケ、翠祀)
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島探索3日目の日記
『はじめての練習試合が有りました。
あんまりナイフは当たりませんでした。
でも、こちらが3人で、相手は2人だったので、人数差で勝てました。
逆に自分が二人の側だったら負けていたと思います。
何度も避けられたので、まだまだ訓練が足りないって思いました。
そのあと・・・・前から狙っていた野犬の群れを囲みました。
野犬3頭と思ったけど、雑草が一人(?)混ざってしまいました。
野犬2頭なのでちょっと手ごわいかなと思ったけど、コロネさんとシュライクさんが一緒なので思いっきりナイフで戦いました。
ナイフは野犬に何度か避けられました。
でもアンジェも何回か避けました。
噛み付かれてすごくいたかったけど、コロネさんが回復してくれて、とっても楽に戦えました。
あと、途中で歩行雑草が懐いてきて気持ち悪かったです。
戦闘が終わったあと、野犬から何か落ちたので、見たら投げナイフで牙を傷つけていたみたいです。
ナイフを回収して、牙も回収しました。
何かの役に立つといいな。
そのあと、コロネさんとシュライクさんと3人でその場所の調査をしました。
綺麗な白い石が落ちていたので、拾っておきました。
そのあと、みんなで集まって、材料を持ち寄って装備を作りました。
アンジェリカはセラフさんに小さな弓を、コロネさんに赤いリボンを作ってもらいました。
弓はもうすぐ憶えて、練習はじめるつもりです。
あと、牙をナイフにつけてみようかなと思ったんだけど、なんとなくいまいちだったので外しました。
今日は一度遺跡外に戻りました。
せっかく技を憶えたから、皆でたくさん練習できるようにしようって。
遺跡外の小さなおうちに戻ったけど、リルさんとファルさんはお出かけ中でした。
ちょっとだけ残念でした。
でもこんなときに戻る人は少ないから仕方ないかなって思いました。
少しずつこの島の生活にも慣れてきたけど、戦闘のことを考えると、荷物をあまり持てないのが残念です。
もう少ししたら、また遺跡内に戻ります。
最初の戦闘を振り返って見るとナイフがもうちょっとあたるようになってくれないと困るなって思いました。
いろいろ調べたら命中率を上げる技や道具もあるみたいです。
一生懸命いろんなことを調べて、うまく戦えるようになりたいです。
そして、一日も早くおうちに戻れたらいいなって思います。』
アンジェリカは書きかけていた日記に横線を引いた。
弱気すぎると感じたから。
「ん・・・・・この部屋にいると安心して気が抜けちゃうのかな?
こんな風に弱気じゃダメ。」
少しだけ考えて、日記を続けた。
『もちろん戦い方だけじゃなくて、いろんな物を作れるようにもなりたいです。
コロネさんやセラフさんみたいなものが作れなくても、アンジェリカにも何か作れるはず。
みんなの役に立てるようになりたいです。
まずはお料理する人が少ないって言ってたから、お料理のお勉強をしようと思います。
次の探索の時にはいろんな人の役に立てますようになりたいです。』
「うん、これならいいかな?」
そういうとアンジェリカはペンを置いた。
小さな建物の101号室。
他には誰もいなくてひっそりとしている部屋。
退屈で退屈で・・・・かといって今の時間帯に酒場に行く気にもなれない。
皆はそこにいるかもしれないが、アンジェリカはタバコのにおいがあまり好きではなかった。
レイモンドを抱きかかえて、ベッドに座り込んで、足をバタバタさせていた。
そのとき、この部屋の隅にある本棚が目に入ってきた。
最初からこの部屋にあった本棚。
島に着たばかりの頃はいろいろな不思議を目にしたばかりで、本を読む気になれなかった。
だから、気づいていなかったが、そこにある数冊の本には、ぼろぼろになるまで使いこまれた跡がある。
「なんだろう・・・アンジェリカでも読めるかな?」
そういいながら、そっと本に手を伸ばした。
拾い上げた本の題は
『付加大全集』
『合成の友』
『装備合成と装備強さについて』
「ん???何これ??前からこんな本あったかしら?」
そういいながら、中を読み始めた。
この建物は冒険者に解放された建物。
以前の島の崩壊前にも多くの冒険者が利用していたことだろう。
この島で拾う様々な材料。
アンジェリカはそれを使いこなすことをこの日まで知らなかった。
自分の戦闘スタイルを考えながら、装備を考えること。
それは冒険者にとって必須ともいえるスキル。
アンジェリカはようやく自分の戦闘スタイルを考えることを学ぼうとしていた。
野犬3頭と思ったけど、雑草が一人(?)混ざってしまいました。
野犬2頭なのでちょっと手ごわいかなと思ったけど、コロネさんとシュライクさんが一緒なので思いっきりナイフで戦いました。
ナイフは野犬に何度か避けられました。
でもアンジェも何回か避けました。
噛み付かれてすごくいたかったけど、コロネさんが回復してくれて、とっても楽に戦えました。
あと、途中で歩行雑草が懐いてきて気持ち悪かったです。
戦闘が終わったあと、野犬から何か落ちたので、見たら投げナイフで牙を傷つけていたみたいです。
ナイフを回収して、牙も回収しました。
何かの役に立つといいな。
そのあと、コロネさんとシュライクさんと3人でその場所の調査をしました。
綺麗な白い石が落ちていたので、拾っておきました。
そのあと、みんなで集まって、材料を持ち寄って装備を作りました。
アンジェリカはセラフさんに小さな弓を、コロネさんに赤いリボンを作ってもらいました。
弓はもうすぐ憶えて、練習はじめるつもりです。
あと、牙をナイフにつけてみようかなと思ったんだけど、なんとなくいまいちだったので外しました。
今日は一度遺跡外に戻りました。
せっかく技を憶えたから、皆でたくさん練習できるようにしようって。
遺跡外の小さなおうちに戻ったけど、リルさんとファルさんはお出かけ中でした。
ちょっとだけ残念でした。
でもこんなときに戻る人は少ないから仕方ないかなって思いました。
少しずつこの島の生活にも慣れてきたけど、戦闘のことを考えると、荷物をあまり持てないのが残念です。
もう少ししたら、また遺跡内に戻ります。
最初の戦闘を振り返って見るとナイフがもうちょっとあたるようになってくれないと困るなって思いました。
いろいろ調べたら命中率を上げる技や道具もあるみたいです。
一生懸命いろんなことを調べて、うまく戦えるようになりたいです。
アンジェリカは書きかけていた日記に横線を引いた。
弱気すぎると感じたから。
「ん・・・・・この部屋にいると安心して気が抜けちゃうのかな?
こんな風に弱気じゃダメ。」
少しだけ考えて、日記を続けた。
『もちろん戦い方だけじゃなくて、いろんな物を作れるようにもなりたいです。
コロネさんやセラフさんみたいなものが作れなくても、アンジェリカにも何か作れるはず。
みんなの役に立てるようになりたいです。
まずはお料理する人が少ないって言ってたから、お料理のお勉強をしようと思います。
次の探索の時にはいろんな人の役に立てますようになりたいです。』
「うん、これならいいかな?」
そういうとアンジェリカはペンを置いた。
小さな建物の101号室。
他には誰もいなくてひっそりとしている部屋。
退屈で退屈で・・・・かといって今の時間帯に酒場に行く気にもなれない。
皆はそこにいるかもしれないが、アンジェリカはタバコのにおいがあまり好きではなかった。
レイモンドを抱きかかえて、ベッドに座り込んで、足をバタバタさせていた。
そのとき、この部屋の隅にある本棚が目に入ってきた。
最初からこの部屋にあった本棚。
島に着たばかりの頃はいろいろな不思議を目にしたばかりで、本を読む気になれなかった。
だから、気づいていなかったが、そこにある数冊の本には、ぼろぼろになるまで使いこまれた跡がある。
「なんだろう・・・アンジェリカでも読めるかな?」
そういいながら、そっと本に手を伸ばした。
拾い上げた本の題は
『付加大全集』
『合成の友』
『装備合成と装備強さについて』
「ん???何これ??前からこんな本あったかしら?」
そういいながら、中を読み始めた。
この建物は冒険者に解放された建物。
以前の島の崩壊前にも多くの冒険者が利用していたことだろう。
この島で拾う様々な材料。
アンジェリカはそれを使いこなすことをこの日まで知らなかった。
自分の戦闘スタイルを考えながら、装備を考えること。
それは冒険者にとって必須ともいえるスキル。
アンジェリカはようやく自分の戦闘スタイルを考えることを学ぼうとしていた。
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